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最速のSSDは? SATAとM.2で比較

SSDを搭載するとパソコンの起動が速くなることはもう常識となりつつあるのではないでしょうか。

市販のパソコンでもHDDのほうが安価であるにもかかわらずSSD搭載モデルが増えてきていることがSSDの有効性を証明しているといえるでしょう。

そこでSSDの中でも速度が速いものを調べてみました。

最安SSD容量別一覧はこちら

HDDとSSDでは圧倒的にSSDのほうが速い

 HDDとSSDではSSDのほうがアクセス速度が速いと言わますがどれだけ差があるかと言いますと、一般的なHDDはおよそ100MB/s(製品によって多少の性能差あり)なのに対してSSD500MB/s(こちらも製品によって性能差あり)と5倍程度の差があります。

パソコンは起動時にOSの読み込みを行うのですがこの読み込み速度の差が起動の速さにつながります。よってHDDと比べ、五倍近くアクセス速度が速いSSDのほうがパソコンの起動が速いのです。

SSDでもSATAよりM.2

SSDでも接続規格によって速度に差があります。SATA規格は転送速度の上限が6Gbpsまでなので現在のSATA規格のSSDはほとんど上限に引っかかってしまっています。

そこで開発されたのがM.2という規格でこちらは転送速度上限が40GbpsとなりSATA規格よりも高速な通信が可能となりました。

このことからM.2のほうが速いです。製品によっては3,500MB/sというとんでもないスピードがでます。

SATA規格で一番速いSSDは?

SATAはHDD、SSDともに一般的な規格です。

f:id:gadgetmemory:20180627180230j:plain 端子とケーブルで接続して使用する。

上でも述べたように現在のSATA規格のSSDは速度上限がネックとなっているので一般的な製品であればほとんどが速度上限に近い速度となっています。

Crucial 500GB

Crucial SSD 500GB MX500 内蔵2.5インチ 7mm (9.5mmアダプター付) CT500MX500SSD1/JP
 

読み込み速度560MB、書き込み速度510MBのSATA規格で出せるほぼ限界値の速度の製品です。

M.2規格で一番速いSSDは?

 M.2はまだ一般的とは言えませんがSATA規格の速度上限を大きく超えた40Gbpsの転送速度を実現したSATAの次世代規格です。そのなかでも転送速度に重きを置いた高性能な製品を紹介します。

f:id:gadgetmemory:20180627181441j:plain

このように端子に直接さして使う。

 

M.2規格のなかでも高速なのはNVMeというインターフェースを採用しているものです。NVMeを採用していなければ速度はSATAとそう変わらない物もあるので注意してください。

Samsung 512GB

 

読み込み速度 3,500MB 書き込み速度 2,100MBとSATA規格のSSDの6倍の性能があります、現状ではこれが一番アクセス速度が速いのではないでしょうか。

WD 1TB

 読み込み速度 3,400MB 書き込み速度 2,800MBとSamsung製と比べて読み込み速度は劣りますが書き込み速度が700MBも速いです。また値段も500GBの場合Samsung製と比べて一万円程度安いところもポイントです。

迷っているならSSDにするべき

今、HDDからSSDにしようか悩んでいるのであれば安物でもいいのでSSDにするべきです。安価な製品でもHDDの3~4倍は速いので快適なパソコンライフがおくれるでしょう。

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